Post記事
鳥取市の軽自動車税について解説。種別ごとの金額や納付の方法について
「軽自動車」には様々な車種があります。一般的には最大排気量660以下の自家用車を指して軽自動車といいますが、税金の区分の中にはその他に原動機付自転車、小型特殊自動車、小型2輪車が含まれます。
支払いの期日が近くなると鳥取市からはがきが届きますが、うっかり支払いを忘れてしまうと督促状が発酵され追徴金が加算されてしまうため注意が必要です。
そこで今回は、鳥取市が定めている軽自動車税の種別と、便利な支払い方法について解説します。
鳥取市の種別ごとの軽自動車税の金額
軽自動車税に該当するのは、原動機付自転車、小型特殊自動車、軽自動車、二輪の小型自動車があります。それぞれにはさらに細かく税額の規定がなされています。以下にまとめました。
原動機付自転車 | ・排気量50cc以下〜最大90cc以下のもの ・ミニカー | 税額2,000円 税額2,400円 |
小型特殊自動車 | ・農作業用の車両 ・特殊作業要の車両 | 税額2,400円 税額5,900円 |
軽自動車 | ・排気量660cc以下で自家用のもの ・排気量660cc以下で営業用のもの ・貨物運搬用で自家用のもの ・貨物運搬用で営業用のもの ・三輪自動車 ・雪上車(例スノーモービル) | 税額7,200円 税額5,500円 税額4,000円 税額3,000円 税額3,100円 税額3,600円 |
二輪車 | 排気量が250cc以上のもの | 税額6,000円 |
軽課税率と重課税
上の表で紹介した税額には、条件別に軽課税率と重課税が適用される場合があり、支払額が変化します。
軽課税率とは、「グリーン化特例」とも呼ばれ、平成25年以降に登録された車両で排気量削減や燃費効率が改善されたものに対し、税金の減額を行うものです。
反対に重課税とは、新規新車登録から一定期間が過ぎた車両に対して税額が加算される制度のことをいいます。
原動機付自転車、軽自動車などの軽課税率、重課税後の金額については、こちらを参考にしてください。
自家用軽自動車を改造した場合の注意点
自家用車としての軽自動車には、排気量以外にも細かい規定があります。
- 全長3.4m以下
- 全幅1.48m以下
- 全高2.0m以下
バンパーや屋根に独自にパーツを付け足し、この規格を上回ってしまった場合には「普通自動車」とみなされ、税金の額も変化してしまいます。市販の軽自動車を自分で改造した場合には、必ず届け出を行わなくてはいけません。
普通自動車の名義変更などの手続き窓口は「鳥取市陸運局」となっています。通常、軽自動車の名義変更や車庫証明は「鳥取軽自動車検査協会」が窓口です。もし、分かりづらかったり自分で申請する時間がなければ、代行サービスを利用することも可能です。
税額を偽って納付し続けることは絶対に避けなくてはいけません。改造を請け負った工場や陸運局の事務所に必ず確認を取るようにしてください。
鳥取市の軽自動車税の支払い窓口
軽自動車税を支払う時期が近づくと、鳥取市から振込先の情報が記されたはがきが届きます。それを元に、金融機関や郵便局、コンビニエンスストア等で必要な金額の振込依頼をすることができます。
また、振替口座を登録しておくと、自分で窓口にいかなくても自動で必要な金額が鳥取市に納入されるため、払い忘れ防止となり便利です。
地方統一QRコード(eL-QR)を使った軽自動車税の支払い
eL-QRとは、クレジットカードやスマートフォン決済を利用し、市民税や軽自動車税の支払いを可能にしたものです。2023年度(令和5年)からスタートしました。
所定の納付書に印字されているQRコードを読み込むことで、eL-QRに対応した金融期間や決済アプリを通じて税金を納付することができます。
対象のスマートフォン決済アプリの一覧はこちらから確認してください。クレジットカードと決済アプリが紐づいている場合は、金融機関の口座からアプリを通じて納付する形になります。
市から通知される金額の納付と改造した場合の届け出に注意
鳥取市の軽自動車税について解説しました。「軽自動車」は自家用車などの車種の名前であると同時に、税金の区分としては複数の種類の車両を指すものでした。
原動機付自転車や農作業用のトラクターなども軽自動車税の対象となります。また、新規登録する場合には軽減税率が、古い車を使い続ける場合には重課税が適用されることにも注意が必要です。
支払いには金融機関の口座登録が便利ですが、近年ではQRコードを利用してスマートフォンから納入可能な新しいサービスも始まっています。
払い忘れをしてしまうと、追徴課税が行われる軽自動車税は、自分に合った手軽な方法で確実に支払いできるようにしてくことが重要です。